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XF18-55mmF2.8-4 R LM OISで撮影しています。
美味しそうな焼き菓子がショーケースに並べられていますね。
1/110 F5.6 ISO200 35.8mm 露出−0.67で撮影 実寸表示はここをクリック
このズームレンズはとても便利なのですが、ちょっと寄れないのが残念な所。しかし、歪曲収差が殆どないので、柱が構図の中に入っても気後れせずにシャッターが押せますね。
季節感の有る写真が撮りたくて
1/1400 F3.6 ISO400 35.8mm 露出−2で撮影 実寸表示はここをクリック
風で揺れている木々の葉っぱはブレていますが、奥に写っている建物はしっかりと描写されています。
巽櫓に自転車と、ほほ笑ましい時代のミスマッチだったので
1/800 F5.6 ISO800 27.7mm 露出−1.33で撮影 実寸表示はここをクリック
実寸をダウンロードして頂き、露出補正で+側にして頂くと、黒つぶれしていない櫓の木々が浮き上がってきます。X-E1はボディサイズこそ小さいですが、搭載されているX-Trans CMOSセンサーはダイナミックレンジがとても広い事が分かりますね。
線路沿いでパチリ
1/2700 F3.6 ISO200 34.3mm 露出−1.33で撮影 実寸表示はここをクリック
後ろの被写体まで距離が有るのであれば、充分にキレイなボケが出ますね。ピントの有っている葉っぱはとても立体感が有りますし、スナップに限って言えば”フルサイズでなければ”と言う場面は殆ど無くなってきている気がします。
線路に良い感じに日が当たっていたので
1/3500 F5.6 ISO400 22.3mm 露出−1で撮影 実寸表示はここをクリック
X-Pro1もそうでしたが、富士のカメラは鉄を撮らせたら、現像処理を全くしなくても重厚感有る写真が撮れますね。
こんな素晴らしい写真を簡単に撮ってくれるX-E1ですが、良い所ばかりではありません。
改善希望点
・電子ビューファインダーは不要なのでは
X-E1を購入する層は、コンパクトデジカメでは満足できず、次のステップを
踏たいはずです。236 万ドットで視野率約100%有機EL電子ファインダーを
搭載していますが、しかし電子ファインダーはまだ過渡期である為に、実際の
状況とタイムラグが有って表示されます。しかもコントラストが高すぎる上に
かなり絵が荒い。これではファインダーをすぐに使わなくなってしまいます。
電子ファインダーを外してボディのサイズ小さくして販売価格を下げる。
高性能なフジノンレンズを交換しながら撮影を楽しむ、そんなユーザーを広く
獲得するのがこのカメラの立ち位置なのではないでしょうか。
・マクロボタン位置を変更
右手の親指が来る位置にマクロボタンが有るため、撮影中に何度も押してしま
いました。X-E1の購入層は意図してマクロを撮るはずなので、マクロボタン
はAFボタンが有る位置にしてもらいたいです。
・AFの位置を変えるのに手間が多すぎる
X-E1でAFの位置を動かそうとすると、まずは左隅のAFボタンを押しフォー
カスエリアを十字キーで決定します。この作業ではカメラを一度顔から放さ
ないとフォーカスエリアを変更できません。移動させるのになぜ2アクション
必要させるのか、大きな疑問です。十字キーを左右に押したらフォーカスエ
リアが移動する仕様にならないものでしょうか。この仕様でフォーカスエリア
変更にとても手間がかかってしまい、機会ロスが多かったです。残念。
スマートフォンでのカメラが広く普及し、デジタルカメラでなければ撮れない描写をユーザーは求めています。それは撮った後の画像だけでなく、”撮る”という行為にもっと富士フィルムの開発者の方々は目を向けて頂きたいなと思います。意図した写真を撮りやすく、操作しやすいユーザーインターフェースを希望します。