年賀はがきや書籍を自炊してみました

以前から興味がありつつも、初期投資が高すぎる上に使用頻度が高くないので、諦めていた書籍の自炊作業。ネットでもやり始めるととっても良いよ！！と評判は聞いたり見たりしているのですが、初期投資にいくらかかるのか？と言いますと…

・スキャナー　Scansnap ix500　約45,000円
・断裁機　　　Durodex 200DX　約39,000円
　　　　　　　　　　　　　　　合計84,000円

自炊を日課としている方々がオススメしている品なので、品質に間違いはないと思いますが、使わないときの置き場所等も考えると、やはり購入には踏み切れません。そんな訳で、自炊代行業者に数度依頼して書籍をpdf化してもらってはきましたが、個人情報満載の年賀はがきを依頼するわけにはいきません。けど、自炊したい本や年賀はがきは増える一方…


そんな私の状況を救ってくれるぴったりなサービスを２ヶ、見つけることができたので、私も自炊を試してみることにしました。┏( ・_・)┛

１ヶ目は、scansnapのレンタルサービスです。
レンタルしてくれる会社はネットで探してみると数社あるのですが、評判の良いDMMのレンタルサービスを利用してみることにしました。
PFUが発売している最新型のscansnapが１泊２日で3,540円(往復送料込)で借りられます。１年度数度しか使わないと思われる私にはぴったりなサービスですね(o^-')b


２ヶ目は、断裁サービスです。
ネットでの自炊レビューを色々と見ていると、自炊の最大の難所は断裁であることが分かります。位置決めや刃物のセッティング等で色々と苦労話が出ています。それならプロに任せてしまおうと決めました。
静岡市内には断裁を専門とする会社が有り、個人の書籍の断裁もやってくれるとのことでしたので、こちらを利用させて頂きました。
半田切断所さんです。
工場内をチラッと見させて頂きましたが、業務用の大型機が何台も並んでおり、刃物の大きさも数メートルに渡るものばかりです。こりゃ素人が切るよりも間違いがない、と直感しました。

今回私は、事前に電話した上で直接会社に断裁してもらう本を持ち込みました。対応していただいた方はとても丁寧な方で、本業とは異なるであろう断裁の利用者の私にも断裁について詳しく教えていただくことができました。６０冊の書籍の断裁代金3,400円(断裁と裁断後の送料込)を現金で払い、会社を後にしました。
数日後、本が宅急便で届きました。
素人が一目見ただけでも鋭い切り口だとわかる断面ですね(゜ ゜;)
断裁する際に、切り落とした背表紙は残すかどうかも聞かれましたが、本棚を少なくするのが目的なので、背表紙は処分していただきました。


さぁ、DMMのレンタルサービスからScansnapが佐川さんで届きましたよ。
表記ではWindows専用と記載されていますが、Scansnapが異なるわけではなく、付属品のソフトウェアが異なるだけなので、iMac Retinaへ接続します。

Scanは初めてながら、届いた次の日の１７時までに佐川さんに返却しなくてはならない強行日程なので、どんどんScanしていきましょう┏( ・_・)┛

書籍が終わったら、年賀はがきです。
１９年分も有りますので、こりゃしんどいかな？と思ったのですが、会社のコピー機と変わらない速度で読み込んでくれますので、３０分ほどで終了です(o^-')b

初めての体験でしたが、Scanする上で気をつけたのは次の２点です。
「原稿の向きを自動的に回転します」はチェック入り
ネットではこのチェックを入れたほうが良いと入れないほうが良いと喧々諤々でしたが、富士通のダウンロードセンターにScansnap ix500のアップデートがリリースされていたので、これは入りにしました。
結果としては、書籍を６０冊、年賀はがきを1,000枚ほど読み込ませましたが、数枚間違っただけでしたので、入れて正解でした。

２点目は、ファイルサイズの設定です。
圧縮率は最低の「１」にしました。
Scanするのは１度だけですし、処理後にファイルサイズを小さくすることはできますが、元のサイズよりも品質を上げることはできません。なので、容量は大きくなりますが、圧縮率は最低してました。


初めて自炊を終えてみて、どうだったかと言いますと…
頼めるものなら業者に頼んだほうが良いが私の結論です。　なぜなら
・Scanの最終は紙詰まりに備えて張り付いていなといけないため、拘束時間が長い
・裁断後の書籍には小さな紙くずが多いため、読み取りセンサー等のメンテナンスが
　必要であり、初期投資だけでは済まないめんどくささがあります
・Scanし終えた書籍の処分は重たい上に面倒くさい

体験してみてわかったことですが、所有していればいつでも使える便利さはありますが、車と一緒で、所有するからには初期投資・維持費そして場所が必要であり、必要な時にレンタルした方がトータルでは安く済むことが分かりました。