11月9日に開催されたうみカメラマン むらいさちさんと行くバスツアーフォトレッスンに参加してきました。
このフォトレッスンで使用するカメラは発売前の
富士フィルム XQ1です。
以前カメラをよく買い替えていた頃の私がピタッと購入を止めたのは、
富士フィルム F200EXRを購入してからなのですが、それの後継機とあって4年でどれだけ進化しているのかとても楽しみです(o^-')b
XQ1の第一印象は、富士フィルムの高級路線のシリーズだけあって、落ち着いているなぁ〜と思いました。
XQ1を体験させてもらうにあたって一番楽しみにしていたのが、レンズの付け根部分に付けられた
コントロールリングです。これを回す事によって露出・絞り値やピント等が手軽に変更できるのですが、回してみると絶妙なトルク感が有って、まだ撮影していないのにワクワクしてしまいました。
ツアー出発前に色々といじってみたなかでとても便利だなと思ったのが、ボディ背面のE-Fnボタンです。
これを押せばその場面で最適な設定変更がアイコンで表示され、すぐに設定の変更が可能になります。
X-M1のQボタンと同機能と思われますが、アイコン表示が分かりやすく、説明書を読むのが苦手な方が撮影を楽しむには、とても有効だなと思いました。
今回このツアーの先生を務めて頂ける
うみカメラマン むらいさちさんです。
沖縄の風景をとても鮮やかに表現されている方なのですが、会うまで女性だと思っていたのは内緒です…
これから先表示されるXQ1の写真は発売前なので画像が圧縮されています。
画像をクリックして頂くとフルスクリーンで表示されますが、本来の性能では有りませんのでご注意下さい。
ツアー出発前にミッドタウン内で数枚撮ってみました
歪みは若干たる型がありますが、沈胴型レンズの広角25mmであるなら充分な性能だと思います。
フィルムシュミレーションブラケットを使ったセピアでの撮影です。
ブラケットを使えば3種類のフィルムシュミレーションを簡単に楽しむ事が出来ます。街角を切り取るならセピアが楽しいですね。
バスで移動した最初の撮影場所はお台場の
日本未来館でした。
日本未来館に訪れるのは初めてなのでとってもワクワクしつつも、
XQ1を使うのも初めてなので、意図した明るさで取れるようにコントロールリングの設定を露出補正にして撮影に臨みました。
館内及び建物の周辺は週末ということもあってかなり混みあっていたので、カメラに搭載されている
アドバンストフィルターを使いながら撮影を楽しんでみました。
パートカラー(ブルー)
パートカラー(レッド)
パートカラー(イエロー)
ダイヤルをFilterに合わせてシャッターを押すだけで、同じ風景をまったく違う様に切り取ってくれるこの機能、凄いですね。X-M1でもすぐに使い始めました(あれ知らなかったの?というツッコミはなしで…)
1時間ほど撮影を楽しまさせてもらったら、次の撮影場所へ移動です。
バスで移動した先は、フジテレビ周辺の
デックス東京ビーチです。ここには自由の女神やレインボーブリッジなど静岡では撮影できないポイントがたくさん有るので楽しみ!!
XQ1はマクロモードで3cmまで被写体に寄れるのでこんなアップも簡単に撮る事が出来ます。
当日は曇りがちな上に風がなかなか止んでくれなかったのでブレてしまっていますが、ピントか有っている部分からなだらかにボケていく感じは、とてもコンパクトデジタルカメラで撮った写真とは思えません。
コンパクトデジタルカメラではどうしても再現しきれない明暗差の激しい場面ですが
夕日が当たっている箇所も影の部分もしっかりと表現されており、画素サイズが小さいながら凄いなぁと思いました。
F200EXRでは苦手だったこんな暗い場面でも
XQ1ならノイズが少ないです。
屋根の白い部分を見てみると、コンパクトデジタルカメラの進化はほんと凄いなぁと思います。
バスツアーに参加させて頂き、色々な場面で撮影を楽しむことができました。
X-Pro1の発売から続くXシリーズの性能を
F200EXRの筐体とほぼ変わらないサイズの中に凝縮したと宣伝しているだけあって、
XQ1は普段使いするカメラとしては申し分ない性能だと思います。
しかし、カメラ内部で行われる処理が
F200EXRよりも格段に増えている事も有り、半日の撮影でバッテリーを2つも使いきってしまいました。カメラがβ機・バッテリーが使い始めで満充電できていないことを差し引いても、バッテリー稼働時間は驚くほど短いと言わざるをえません。スマートフォンと同様、性能と稼働時間は反比例するのは仕方ないと思う部分もありますが、ファームアップで稼働時間を長くして頂き、楽しい撮影時間をより長くしてもらいたいなと願います。
富士フィルム・WillVii社の方々に感謝しつつ、
XQ1のレビューを終了させて頂きます。 ありがとうございました。