2013年9月24日火曜日
南アルプス茶臼岳にハイキングに行って来ました。
静岡市民には身近でありながら、なかなか登る事が無い南アルプス。
9月最後の3連休で山小屋が営業を終えてしまうのと、週間天気予報が週末ずっと天気がよさそうなので、人生初の2,000m超えハイキングに行く事にしました。
3連休をフルに使い、聖岳登山道→聖平小屋で1泊→茶臼小屋で1泊→畑薙登山道を考えていましたが、初めてのアルプスなので、コースは無理をせず茶臼岳往復の1泊2日に設定。山小屋に泊まるのも初めてだし、楽しみだ(o^-')b
土曜日の朝6:45発のバスに間に合うように、金曜日の夜に畑薙臨時駐車場で車中泊。
ずいぶん夜中に車がたくさん来るなぁ〜 朝起きてみたらびっくり!!!!!
井川の山奥に山形から広島まで全国各地から車が来てました。登山ブームってほんとだったんだなと改めて実感しましたA^^;)
井川観光協会のバスに乗せてもらい畑薙大吊橋前で降車。けど私しか降りません。何でかなぁ〜と思ったのですが、この先理由が分かります…
先に渡っている人がかなり小さく見えますが、吊橋はそれほど揺れないので、見た目ほどは怖く有りませんでした(o^-')b
吊橋を渡り終えたら、登山開始です┏( ・_・)┛
最初の休憩場所である横窪沢小屋までの道のりですが、こんな箇所や
先日の台風で登山道が土砂で覆われていたり
こんな橋があったりと
登山初心者には「まじで?!」と声が出てしまう場所ばかり…
登山道の谷側の崖に落ちてしまったら100mは一気に転げ落ちてしまうだろうという箇所ばかりで気が抜けません。
しかも、ウソッコ小屋から横窪沢小屋までは急坂と山と高原地図やハイキングガイドに記載して有り、周りの山にはそんな記載はありません。まぁ大丈夫だろうと思っていましたが、ほんとに急坂_| ̄|○ あまりの急坂に写真を撮る余裕すらありません
こんなカラフルなきのこにも出会いながら、最初の休憩場所横窪沢小屋になんとか到着。
汗まみれのウェアを干しながら休憩です。急坂で体力は使い果たしてしまいましたが、行程のまだ半分しか来ていません…
これからあと3時間もまだ登るのかと思うとぼう然としてしまいますが、登らないと山小屋の温かい晩ご飯が食べられません。行動食は豊富に持ってきていますが、営業を終えた無人の山小屋に寂しく泊まりたくないですし、熊さんにも会いたくないので、覚悟を決めてハイキング再開。
ゴールの茶臼小屋へと登っていく途中、出会ったのは10人ほど。やっぱり南アルプスは北アルプスに比べて人気が無いんですね。
登山開始から6時間、やっと宿泊地の茶臼小屋に到着。長かった…
宿泊場所はこんな感じで、みんなで川の字に寝ます。
茶臼小屋は水に恵まれているらしく、冷たいわき水でビールやリンゴが冷やして有りました。山のわき水はほんと美味しいです(o^-')b
茶臼小屋で休憩したら、目標の茶臼岳山頂を目指します┏( ・_・)┛
山頂付近では紅葉がかなり進んでいました。
500m進むのに20分もかかってしまいましたが、やっと茶臼岳山頂2,604mに到着。
風も雲も無く、素晴らしい眺めです(o^-')b
登る前は山頂で感動するかな?と思っていましたが、登りの辛さと身体の疲労でグッタリです_| ̄|○
16:30から晩ご飯です。そんな早く?と思われるかもしれませんが、朝4〜5時には山小屋を出発してハイキングをしている方ばかりなので、この時間が普通らしいです。
2,000m超えの山小屋で刺し身を食べられるなんて思いもしませんでした。色々な食材を山頂まで運んでくれている方々に感謝しつつ、晩ご飯を頂きました。
ご飯を頂きながらお話を色々と伺ってみると、100名山全てを登頂されているベテランの方々でも茶臼岳の登りはかなりきついらしく、道も悪いそうです。バス停で私一人しか降りない理由がやっと分かりました。畑薙から茶臼岳は登るのではなく降りるのがメインルートなんですね…
山小屋に宿泊する皆さんは疲労困憊なので、18時には寝袋に入って寝始めます。私は極度の疲労でなかなか寝つけませんでしたが、いつの間にか寝ていたらしく、気がついたら朝3時過ぎでしたA^^;)
周りを見渡すと早い方はもう着替えていて出発していきます。夜空を見てみようかな〜と外へ出てみると…
うっひょ〜星ってこんなにたくさん有ったんだ!!!
オリオン座の周辺にも星がたくさん光っていました。
しっかり固定して撮影したつもりでしたが家のモニター見てみたらブレが。三脚持ってくれば良かった…
朝食は4:30から。
皆さん準備万端で、朝食を済ませたら日の出前なのにどんどん出発していきます。
私は来た道を下るだけなので、のんびりスタート。山小屋の方から「今日は富士山から日の出が見られるよ」と教わっていたので、5:35の日の出を待っていると…
こんな快晴の日にご来光を拝めるなんて、ありがたやm(_ _)m
山小屋を出発して振り返ってみると、朝日に照らされた茶臼小屋の後ろに月が見えています。初めての南アルプス ハイキング。素晴らしい景色に恵まれて、ありがたいなぁ
下山は100名山全てを登頂されているベテランの方々とご一緒させて頂いたので、ストックを使った膝に負担のかからない下山の仕方を教えて頂きました。ストックを持っていない私に折れた木でストックを作って頂いたりと、本当に助かりました。
山小屋泊のハイキングをしてみて
・山小屋泊するベテランの荷物は厳選されていて、驚くほど荷物が少ない
・本には載っていない、山道具の選び方を教えてもらえた
・山の空気とわき水は、ほんと美味しい!!!
・他人事だと思っていた遭難は紙一重。過信は禁物
無事に帰宅できて良かった。素晴らしい方々に出会う事が出来て良かった。
ありがとうございましたm(_ _)m
ラベル:
FujiFilm X-M1,
Fujinon XF18mm F2 R,
キャンプ,
ハイキング,
静岡市葵区
登録:
コメントの投稿 (Atom)
散歩さんどうもです!(^^)
返信削除いやぁ、茶臼山!!もう立派な登山っすよ!と・ざ・ん!!
いいですね。私も兄が昔登山家だったこともあり、憧れます。
それにしても、今回も良いショット多いですね〜。特にビールの写真は
たまらんです!またカメラ談義をよろしくですよ(^^)
コメント頂き、ありがとうございます。
返信削除もっと良い写真が撮れるように頑張りま〜す
小屋の宿泊は事前に連絡をとるのですか?
返信削除コメントいただき、ありがとうございます。
返信削除今年の山小屋の予約は個人であれば不要と井川観光協会のHPに記載がありますが、畑薙ダムから登山口までのバスは予約必須です。
http://ikawa.ooi-alps.jp/aspsrv/asp_news/news.asp?DATE=20150527&ID=255
天気が良いといいですね。
わざわざ調べていただきありがとうございます
削除今週晴れそうなので登ってきます!