2012年5月11日金曜日

モノフェローズ FUJIFILM X-Pro1 レビューその2(まとめ)

約1ヶ月間貸して頂いたFUJIFILM X-Pro1
色んな場面で撮ってみて、思った事を綴ってみたいと思います。

注) 写真は全て、絞り優先モード スポット測光 ホワイトバランス自動 Proviaで   JPEG撮影をしています。
注) 写真は一切加工せず、撮ったままをFlickrへアップロードしています。
注) 写真をクリックして頂ければ、フルスクリーンで写真が表示されます。

このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)
・画像のすっぴんさが素晴らしい

XF60mmF2.4 R Macro 1/90 F8 ISO320
光学ローパスフィルターを使わない事で、モアレや偽色の発生を抑え、解像度の高いレンズが組み合わさり、日頃D700の写真を見慣れた私には、驚くほどの解像感でした。 とてもAPS-Cで出力された画像とは思えません。
近年のデジタルカメラは、センサー性能の向上と画像処理エンジンの高性能化で、粗やノイズ等を上手に加工して目立たなくしています。このお陰で暗い場面でも鮮明に撮れる様になりました。
X-Pro1で撮る前は何とも思っていなかったのですが、D700と比較する様になってからは、D700の画像は何とも言えない薄いベールがかかっている様な気がします。D700はどんな場面でも瞬間を切り取ってくれるのですが、ハッとする発色や抜けが無い事に気がつきました。
"富士っぽい発色だからでしょ"と言われるかもしれませんが、DP2Xとも異なる、まったく別の種族のカメラで撮ったかの様な発色や抜けがX-Pro1には有ると思います。

日頃等倍で画像を見る事は無いのですが、写り具合を等倍で見ようと衝動に駆られたのは、このカメラが初めてですね。


・ASTIA好きの方にはぜひ
DSCF1481DSCF1331
上) XF35mmF1.4 1/950 F4 ISO400
右) XF60mmF2.4 R Macro 1/110 F2.8 ISO200

デジタルカメラではなかなか好みの赤が出ないと思っているのですが、X-Pro1なら、苺のグラデーションも、ズバッとでます(o^-')b
新茶の緑も若々しく出ていると思います。
これがRAW現像しなくても出るところも、このカメラの良さだと思います。帰ってからの現像処理って意外と時間がかかりますからねA^^;)

・メカニカルなデバイス
外見を見ただけでも、何か撮りに行こうかな?と思わせる外観と、適度な操作感のあるダイヤルは、カメラ好きにはたまりません。しかも日本製だけあって、質感や部品一つ一つまで美しいと思います。


改善希望な箇所
画像はとても素晴らしいと思うのですが、
・画像チェックに堪えない背面液晶
・フォーカスエイドの機構を持たない  この2点は、本当に困りました。

オートフォーカスで撮影する際に、合焦するとフォーカスエリアが緑に点灯します。ファインダーや液晶でも合焦していると確認。けど帰宅後モニターで確認してみたら、背景に合焦していた… その時の脱力感は、言葉にできません…
本体のみでも10万円以上するカメラなので、ぜひ液晶品質の向上を図って頂きたい。
マニュアルフォーカスで撮影する際に、ファインダーや液晶に焦点距離計が表示されるのですが、合焦しているかどうかは撮影者の判断です。フォーカスエイドの機構をぜひ搭載して頂きたいです。


得手不得手がはっきりしているカメラなので、被写体にじっくり向かい合ってシャッターを切るカメラだと思います。
高価格帯で独自マウントで登場してきただけに、簡単には購入に踏み切れないカメラですね。けど、ちょっと試写しただけでは味わう事の出来ない奥深さが、このカメラには間違いなく有ります。

とても有意義な体験をさせて頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m
富士フイルム・WillVii社の方々に感謝しつつ、レビューを終了させて頂きます。
ありがとうございました。

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